plum滞土録

毎日のこと

自粛期間だからこそ

「今しかできないことを!」

「自己成長のチャンスに!」

「この期間を上手に楽しんでいる人がたくさんいます!皆さんも是非!!!」

 

みたいなやつ、ちょっとしんどいと思うのは私だけですか?

 

「コロナに負けるな!」

って、コロナに勝てないからこうして家にステイしているわけで

 

何かというと「これを好機に!」ってみんな言うんですよね。

「このピンチをチャンスに!」って今企業の社長さん7800人くらい言っていると思います。

もちろん、企業は存在し続けることが必要なのだからそうせざるを得ないわけですが。

 

個人のレイヤーにおろしても、全てを好機にする必要あるのかしら。

何も出来ないなら、何もせず、頑張りもせず、ただゆるりゆるりとしていたらダメなのかしら。

 

「そうしたいならそうしてればいいけれど、そんなこと言っていると、コロナ後の世界から取り残れる。世界はものすごいスピードで進んでいるんだ!後で大変な目にあっても知らない!自己責任だ!」という話になるんですかね。

アリとキリギリスのお話みたいに。

 

それは分かりやすくて、確かにその通りなのだけれど。

でも何か、常に追い立てられているような。

もちろんこの状況で経済的に追い詰められている人たちは話が別ですが。

 

「充実したステイホームを✨」

みたいのは、何か違和感が。頑張ることを強要するみたいに聞こえるというか。うまく言えないんですが。

 

楽しもうという前向きな気持ちはもちろん素晴らしいけれど、そう思うにもある程度エネルギーが必要で。そこまでエネルギーが出せないような人たちを不安にさせるような風潮では、あってはいけないなぁと思うのです。(私は単に怠惰なだけですが)

 

どんなふうに過ごしてもあなたは何も損なわれない、今はただこの期間を生きてくれればいい。

そういうメッセージがあっても、いいのかなと思ったのでした。