plum滞土録

毎日のこと

西加奈子「円卓」

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西加奈子さんの作品、読んでみたい読んでみたいと前々から思いながら、今回初めて読みました。

感想。

 

 

…なにこれ、めっちゃ好き。。

 

偏屈だけど真っ直ぐなこっこ8歳と、同級生で吃音持ちの優しくて聡明なぽっさん。この2人の尊すぎる友情は何!もうブランコのシーンとか号泣せずにはいられなかったんですけど!!

 

あと、個性豊かなキャラクターが素晴らしいのに加え、文章の書き方やリズムがすごい。

西加奈子さんの文体ってこんなに面白かったんですね。もちろん作品によって意図的に変えているだろうけど、小説読んで吹き出して笑ってしまったのは久しぶりな気がします。

 

めちゃくちゃ面白いのに切なくて、そうだそうだ子供の時感じていた世界への切実さってこんなだった、と、忘れていた気持ちを思い出させてもくれる小説でした。

 

そしてこの「円卓」、行定勲監督、芦田愛菜ちゃん主演で映画化もされてるんですね。

 

https://www.google.co.jp/amp/s/eiga.com/amp/movie/79005/

 

文章で引っ張ってる面白さが魅力だから映像化したらどうなんだろうなぁと思いつつ、芦田愛菜ちゃんのこっこは見てみたい!

AmazonプライムにもNetflixにもなかったので、ちょっと足を伸ばしてTSUTAYAに行こうかなぁと検討中です。