plum滞土録

毎日のこと

乙一「シライサン」

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近所の本屋さんが閉店することになったので、今までのお礼も兼ねて、本を10冊くらい買ってきました。

 

これはホラーもの大好きな息子が、「どんな話か教えて!」と要求してきて買った一冊。

 

正統派はホラーを読んだのは久しぶりだったので、すごく面白くてグイグイ読んでしまいました。

 

以下ネタバレ含みます。

 

冬美さんの夢の中で、お子さんを引いた車が白い自家用車に変わっている、というのが伏線だったわけですよね。

旦那さんが死んでお供えは成就したのかな。

 

あと瑞紀さんが人と目線を合わせられないこととが後々大きく関係してくるのかなぁと思っていたらそうでもなかった不思議。瑞樹さんの幼少時代にシライサンと交錯する何かがあったのかしら。

 

冷静に分析しようと辻褄が合わないところが出てくるけれど(私が理解できてないだけかもしれませんが)、怖さ全面出しの小説においては、そんなの関係ねぇ!(突然の小島よしお)

 

話の最初で眼球が破裂しちゃうことにも慄きましたが、詠子さんが夜の病院でシライサンに襲われるシーンとかもう怖くて怖くて!

 

怖さによるカタルシスみたいなものなのか、ここ最近の引き籠り生活のストレスも解消された気がします。

 

映画がDVDになったらぜひ観たい!

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しかし、この写真の帯を見て「どんな話???」と食いついてきた6歳児ってどうなのか。。。