なぜか最近西加奈子ばかり読んでいる。。
読みやすいからついつい手が出ちゃうんですかね。
これは「円卓」「漁港の肉子ちゃん」と同じ系列の「面白語り小説」(造語)!!
私は西加奈子さんここういうタッチの作品が好きなんだなぁと改めて感じました。
きりことラムセス2世の賢さったら!
自分が「ぶす」だという認識にショックを受けて、でもそこからずっとそのことに向き合うきりこの誠実さが本当に素晴らしい。
その真っ直ぐさは両親が常に溢れんばかりの愛をきりこちゃんに注いできたことにもよるんだろうなぁと思うと、親として身につまされます。
私も我が子にめっちゃ愛を注いでいこう。うん。(突然の決意)
「自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらんと思うから。」
きりこは、すう、と息を吸った。
「自分しかおらん。」
多分、この先何回も読み返すだろうなぁと思います。